誰かの願いが叶うころ [ダンナの部屋]
宇多田ヒカルの「ULTRA BLUE」を2-3ヶ月前に買いました。
iPodで通勤中に聴いているのですが、
彼女は本当に詩人ですねー。
僕が好きなのは「誰かの願いが叶うころ」です。
旦那の映画が上映された時からイイ曲だなーと思っていたのですが、
(注:「キャシャーン」は観ていません・・・・)
ジックリと聴いたことはありませんでした。
いま聴くとやっぱり凄い曲ですね。
特に歌詞は感動的です。一部抜粋表記します。
自分の幸せ願うこと わがままではないでしょ
それならあなたを抱き寄せたい できるだけぎゅっと
私の涙が乾くころ あの子が泣いてるよ
このまま僕らの地面は乾かない
あなたの幸せ願うほど わがままが増えてくよ
あなたは私を引き止めない いつだってそう
誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ
みんなの願いは同時には叶わない
この曲で語られる愛はすごく普遍的な愛ですよね。
そして誰かって誰でしょうね。
僕でしょうか?それとも妻?小泉?安倍?金正日?ブッシュ?
あの子はもしかするとうちのチビなのかな?それとも北朝鮮の子?レバノンの子?
でもそんなことは誰にもわかりませんし、誰にでも当てはまるのだと思います。
ただ唯一言えるのは「みんなの願いは同時には叶わない」ってことだけです。
ぼくの中では勝手にこの曲をジョン・レノンの「イマジン」に並ぶ反戦歌にしています。
そしてこんな名詩を作る彼女の才能にただ感嘆し共鳴してしまうなぁ。
最後に彼女はこう付言してこの詩を締括ります。
小さな地球が回るほど 優しさが身に付くよ
もうー度あなたを抱き締めたい できるだけそっと
最初は「ぎゅっと」ですが、最後は「そっと」です。
でもそうなるには時間が必要なのでしょうか?